海外から夢のいっぱい詰まった映画がやってきた場所~神戸のメリケンシアター

神戸の港に突出した形でそびえたつ神戸メリケンパークオリエンタルホテルのほど近くの場所にメリケンシアターがあります。映画スターの名前が刻まれた石のオブジェが並んでいる神戸の観光スポットです。その石のオブジェたちは、神戸港からはるかかなたの海の果てを臨むかのように、海の方角に向けて並べられています。その昔、アメリカやヨーロッパから映画フィルムを積んだ船がこの神戸港に訪れていたのでしょう。神戸港から上陸した映画のフィルムたちが、日本全国に運ばれて夢を届けていたのかもしれませんね。

メリケンシアターにあるオブジェたち

メリケンシアターはメリケンパークの一角にあります。メリケンパークは海に面していてここに来るといつでも潮風に触れることができます。

メリケンシアターを示す石碑です。「外国映画上陸第一歩」とありますよね。明治という時代ですから、映画で見るアメリカやヨーロッパの姿もほんとにあまり見たことのない遠い異国の情景として、人々の目に映っていたことでしょう。そんな夢の詰まったフィルムがここにはじめて上陸したのですね。

石碑の1つに長方形の空間があいているものがあります。石の向こうに海を眺めることができるようになっているのがわかります。

角度を変えて見てみるとまるで1枚の絵画を見ているかのような感じになるのがわかりました。この神戸の風景も映画の1コマのようにドラマチックということなのでしょうか。

それでは映画スターたちの名前を刻んだ石のオブジェを見ていくことにしましょう。これは誰しもが知っている喜劇スターのチャールズ・チャップリンですね。

銀幕の美女の中でも代表格なのがイングリット・バーグマンです。ハンフリー・ボガートの代表作ともなっている『カサブランカ』のヒロインを演じていました。

アカデミー賞を受賞したことで世界的な名声を得た黒澤明監督の『羅生門』の主役である多襄丸を演じたのが三船敏郎です。これを足掛かりにして日本人ながらに国際的なスターになっていったのですね。

歴史に名をはせる美女と言えばクレオパトラですが、映画の中でクレオパトラを演じたのがエリザベス・テイラーでした。

このような映画スターたちの名前を刻んだ石のオブジェが無数に並んでいるのが、メリケンシアターの特徴です。お気に入りの映画スターの名前がないか探していくのも面白そうですね。

また同じ一角には親子を思わせる人物の像も立っています。少年の指さす方が海が広がっています。これはいったい何でしょうか。

説明を見てみると移民船のことが書かれていました。はるか昔、ここからブラジルなどに移民として出発していった人が大勢いたそうです。新しい大地を目指して希望を胸に船に乗り込んでいったのでしょう。

100万人もの人たちが海外へと職を求めて渡っていったのですね。神戸港はそういう人たちが旅立っていく場所になっていたようです。

今も受け継がれる映画の殿堂

外国からの映画が上陸して、映画文化の発祥にもなった神戸ですが、今でも映画の殿堂は健在です。このメリケンシアターの近くにumieというショッピングモールがあって、そこに最新の映写環境を誇るOSシネマズがあります。

umieのサウスモール5FにOSシネマズはあります。サウスモール内を5Fまでエスカレーターで上がっていきましょう。

神戸の映画の歴史を思いながら、最新作を楽しむというのもおつなものですよね。

いかがだったでしょうか。明治という時代に外国映画が初上陸したのが神戸なら、初上映したのも神戸だそうです。そんなうんちくを知ってしまうと神戸で映画を楽しむプランも立てたくなっちゃいますよね。幸運にも最新の設備を持ったOSシネマズも近くにありますので、メリケンシアターを巡るのと合わせて、映画の最新作を楽しむのもいいかもしれません。

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くーちゃん

くーちゃん

国内旅行を中心に気が付けば出かけてしまっています。田舎も都会も貪欲に見て回りたいと思っています。

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